− 折り紙を使って自分を表現してみよう − |
ワークショップ by 青柳祥子先生 |
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不安半ばの会でしたが、これが本当に楽しかった!あっという間に3時間半が経ってしまいました。青柳先生は、ご自分の折り紙との関わりや、折り紙の歴史について話された後、いくつか、お話をしながら作品を紹介されましたが、その楽しさとユニークな折り紙の作品に、まず私達は魅了されました。それから、簡単なお魚を教えてくださり、その魚を使って各グループで自己紹介をすることになりました。すると、私達の思いがその自由に作るお魚に乗り移り、40人の参加者が一斉におしゃべりな魚になって喋りだし、大いに盛りあがりました。 |
青柳先生は、1998年にシドニーに住み始めてから折り紙を勉強され、シドニーの小学校等で教えてこられました。今回は、ワークショップだけでなく、江戸時代から伝わる連鶴のようなすばらしい作品を再現して展示もしてくださいました。その優れたクラフト性と格調の高さに思わず歓声があがります。詩を折り紙で表現した作品も展示され、そのユニークさにも驚きました。 |
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左の作品は、スペインのカルロスさんのペンギン。とてもリアルで、感じが出ていますね。 |
右の作品は、フェアリーペンギン。これも可愛くて、見ていてあきません。おしゃべりしながら歩いてくるペンギンの集団です。黒いのは先生が、他は会員の方が折って来てくださいました。 |
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左の写真は、青柳先生が「折り紙の木」と名づけていらっしゃる作品(考案者は日本折紙協会理事 大橋皓也先生とのこと)で、折り紙の基本形を示しているそうです。アイガミの基本形である、イチガミもありますね。この基本形をマスターすれば、色々な応用ができるのだそうです。イメージが広がってきませんか? |
私達は、ハワイ生まれの日系三世、ケネス・カワムラさんという方の作品、バタフライボールに挑戦することになりました。蝶々の形に折った12枚を組み合わせて、幾何学形が出来上がるのです。各グループでの共同作業。皆神妙に組み立てていきます。このバタフライボールは、メッセージを書いたり、キャンディーを入れてパーティなどで打ち上げると、空中分解して中身が落ちてきます。今回は、アメリカ製の特殊なカラフルな紙を材料として用意してくださいましたが、厚めの画用紙でも作れるそうです。 |
バタフライの組み方を説明する祥子先生と、神妙に挑戦する、角田と山本 |
出来あがったバタフライボール。ちょっとぶかぶかしているのは、私の性格を現していると思います。 プラントイの5333ロジカルブロックも、これと同じ多面体です。正方形が6個と正三角形が8個の面を持つ多面体です。 |
プラントイのロジカルブロック |
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全員立ち上がって、三角折りの形を体現します。まず、右手で左足の先を触ります。次に、左手で右足の先を触ります。それから、イナバウアー。これで、折り方を忘れません。教え方も本当にユニークでした。そして、何よりも楽しい。知らず知らずに、折り紙の楽しい豊かな世界に誘われていました。折り紙の感性が開放されたという印象です。創作折り紙って、こういう状態で生まれるものでしょうか。私の場合、今までは折り紙というと何となく心が閉ざされた状態で、ひたすら折順をまちがわないように、「こう折って、こう折って・・・」と、失敗しないようにびくびくしながら取り組むという感じでした。だから、子ども達と一緒に折り紙をしたこともありませんでした。今回のワークショップに参加して、折り紙の世界が広がりました。初めて、楽しい折り紙を体験した気がします。素晴らしいワークショップをありがとうございました。 皆様も是非青柳祥子先生の世界をご覧になってください。 |