実践発表では、モンテッソーリの教室で、先生方が日々教材を工夫し、子ども達が自主的に関わっていけるように努力しておられる様子がよく分かった。水戸偕楽園の梅の実を拾って、さまざまな「お仕事」を生徒とともに実践しながら、最後には作った梅ジュースの味わい分けまでするという完成された行程に感心。湾と半島の地形認識から始まって、地図帳の索引を引くまでに子どもの関心を深めていく具体から抽象への素晴らしい実践例、レゴブロックを使って、モンテッソーリ式提示を行い、子どもが自分で作品作りに取り組めるような環境を整えた実践など、どの発表も大変興味深く、日頃先生方が子ども達とともに過ごす時間の成果の結晶をいっぺんに拝見しているような贅沢な気分で発表を聞かせていただいた。先生方のご苦労と熱意には、本当に脱帽。全ての発表を聞くことが出来なかったことがとても残念に思える、充実した発表ばかりだった。
|