「ゾム・ジオメトリー」の著者であるジョージ・ハート先生が日本学術振興会の招きで来日され、京都大学の立木秀樹先生とご一緒にご指導くださり、午前中と午後の2回に分けて多面体を作るワークショップが行われた。午前中はゾムツールを使って、午後はCDを材料としてのワークショップが行われ、大変楽しいワークショップが行われた。中・高校生や一般の参加者が、各回とも約50名数名で力を合わせて多面体モデルを製作し、多面体・多胞体の理解に努めるという、大変有意義な時を過ごすことができた。その模様をご報告したい。
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京都大学総合博物館は、260万点の学術標本資料を収蔵する本格的な博物館。平成9年に発足したまだ新しく立派な建物が東大路通りに面している。
6日は、朝十時から開かれるワークショップのために約50名の人が集まった。ジョージ・ハート先生と京都大学の立木先生を中心に、立木先生の学生さんたちがお手伝いくださり、早速ワークショップが始まった。
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午前中の素材であるゾムツールは、使用したことのある参加者もいれば、初めての人もいる。ハート先生は、まず初めての人にも分かりやすく、ゾムに慣れるようにやさしく進めていく。ゾムツールを組み立てる上の注意事項も、その都度、ちょうど良いタイミングで話される。注意事項は、始めに箇条書きで伝えてから作業に入るのが一般によく見られるワークショップの進め方だと思うが、その点ハート先生は、参加者の関心をしっかりと掴んだ指導をされると感じた。また、作っているユニットの説明と、全体のプランは分けて話され、作業に専念しやすい。
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参加者は、自然に発生したグループに分かれて協力し合い、順調にユニットを作成した。
左は、ゾムツールでまず立方体を作る参加者。
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出来上がってくるユニットを、整理整頓するジャパン・ゾム・クラブの永井事務局長さん。ワークショップの手順に関しては、詳しい説明がジャパン・ゾム・クラブのページ上のコラムで報告されているので、そちらをご覧いただきたい。http://www.zome.jp/
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