2007年3月 前畑 典子 |
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「カサ・デ・バンビーニ」という、建物の入り口の小さな表札。やさしい色の陶板です。 建物は、3才から6才までのこどもたちがいるところは、2階建て。 6ヶ月から3才までのこどもたちがいるのは、平屋のレンガ造りの建物。 とても暖かい、アットホームな雰囲気でした。 |
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これは、玄関の壁面。子ども達の描いた絵がいっぱいに貼ってありました。待合室にある、小さな椅子も、かわいかった。 | ||||
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よく使い込んだモンテッソーリの教材が、どの教室にも整然と並んでいます。
子ども達は、その教材の中から、自分のやりたい「おしごと」を選んで取り組みます。
数字や数、形や文字、地図のおしごとのほかにも、お洗濯、アイロンかけ、テーブルセッティングなど、生活に即したおしごともあります。
教材の中には、木製のドールハウスや、プラントイのドールファミリーもありました。
音楽室もありましたが、押し付けられた一斉保育ではなく、練習したいこどもたちが自分達で利用するのだそうです。![]() ![]() |
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左は、食堂。朝早くから来ていた子ども達がちょうど朝食を終えた後でした。 | ||||
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これは、トイレと手洗い場。 明るい色使いのタイルが、イタリアらしい。トイレは、仕切りがなく、みんな一緒です。 | ||||
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お昼寝をする部屋。2段ベッドがたくさん置いてありました。 下の写真は、6ヶ月から3才までのこども達のお昼寝の部屋。壁に、一人一人の印が着いています。 ![]() ![]() |
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![]() http://www.montessori.it/english/centenaryconference.htm ![]() イタリアにはモンテッソーリの学校が全部で約250校あります。0才から3才までの保育園、3才から6才の「こどもの家」、6才から11才の小学校です。 障害児教育のメソードが健常児の教育にも役立つと考えた、イタリアで初めて医学博士となったマリア・モンテッソーリは、独自の教育理念を打ち立てました。 『全ての子どもには、中から湧き出る生命の力がある』これが、モンテッソーリの考えです。 こどもの持つ潜在能力を信じて、自分でやってみるという力を大切に育む。これは、幼児教育の原点のような気がします。 「〜しなさい!」「〜してはダメ!」とがみがみ育てたような気がする私にとっては、痛恨の幼児教育論です。 そういえば、今年春の甲子園選抜で優勝を飾った、静岡の代表、常葉菊川高校の森田監督も、このようにコメントされていました。 「どの選手も、打ちたいはずです。きっと打ってくれると、信じていました。素晴らしい選手達です。」すばらしい監督ですね。 自分を誇るのではなく、生徒達の力を最後まで信じて、見守る監督。 この監督は、29年前、自らが主将として甲子園で戦ったそうです。 どこか、モンテッソーリの理念に似ているように感じます。100年前にマリア・モンテッソーリ女史が始めたこの理念は、イタリアの教育文化にしっかりと根をおろしているように感じました。 モンテッソーリの100年祭は、今年世界各地で開催されています。ニューヨークでは、3月1日から4日まで、世界各地から5000人が、「モンテッソーリ教育100年の革新と感動」というタイトルで会議を行いました。日本からは、日本モンテッソーリ教育綜合研究所を代表して、松浦公紀先生と桜井美砂子先生が講演発表をされました。平和の為の使命は同じ、ということで、国連本部でも会議が行われたということです。 日本では、10月27日と28日の2日間、東京卸センターで、子どもの家」『誕生100年記念の中央大会が開催されます。 | |||||
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ローマフィウチミーノ空港は、レオナルド・ダ・ビンチ空港という名前でも呼ばれています。
空港からは、レオナルド・エクスプレスで市内のテルミニ駅まで約20分。列車でご一緒になった中学の美術の先生と。
ローマまでカラパッチョの絵を見に来られたとのことでした。この列車には、レオナルド・ダ・ビンチの顔がペイントされています。
彼の偉大さが、近年益々認識されているようです。 レオナルド・ダ・ビンチといえば、彼が既に発見してノートに記述していたことに敬意を払って、レオナルド・スティックと名づけた、リヌス・ローロフ氏が作った構成玩具が入荷しました。 sonotakagakugangu.htm ![]() ![]() レオナルド・スティク 定価4,500円(税抜き) | ||||
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今回は、憧れのユーロスターにも乗りました。 ナポリからローマまで、約一時間半。早くて快適、車体もスマートです。 | ||||
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イタリアの文化、芸術、建築の素晴らしさに改めて圧倒された旅でした。
バチカン公国のサン・ピエトロ寺院の丸天井に登りました。かなりきついらせん階段を頑張って上りきると、ローマ全市が見渡せるほどの高さ。
左の画像の、丸天井のてっぺんに、大勢人が立っているのが見えるでしょうか。![]() ![]() | ||||
上る途中で、全ての壁面を飾るモザイク画の素晴らしさに圧倒されました。顔の陰影まで、自由自在に描くことができるモザイク画の素晴らしい伝統。
西洋美術の中でモザイク画の占める位置の大きさに改めて気づかされました。![]() ![]() ![]() | |||||
オーブ社のモザイクシリーズに、新製品が登場しました。スティッキーモザイク・キッズアートです。
定番の、マグネチック・モザイクも人気です。 orb.htm
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また、至る所に、タイルの幾何学模様が敷き詰めてあります。タイル職人と幾何学模様。
このような複雑な模様や色使いを設計したのは、どんな人だったのでしょうか。
幾何学も、相当発達していたと思われます。![]() ![]() ![]() | |||||
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左の絵は、ナポリのカポディモンテ美術館所蔵の、パチョーリの幾何学を教える人の絵。 幾何学も、タイルの模様や建築と一緒に発達したのでしょうか。 | ||||
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これは、フォッカチャ。 ピザ生地の素焼き。日本で言えば、素うどんでしょうか。これが、おいしい!
自家製で焼きたての香ばしいフォッカチャをだしてくれるのは、カステラ・マーレのシーフードレストラン、ミッチョのマリオと。![]() ![]() | ||||
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富士山のように見えるのは、ベスビオス 火山。3月中でも寒くて、一夜にして頂上が雪で覆われました。 | ||||
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イタリアの、とびきり大きな、グレープフルーツのようなレモン。 種を取って、会社の前に植えてみました。大きくなるかな? | ||||
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