数学教育協議会全国研究大会(数教協/AMI)’05広島大会の様子をお伝えします。
数教協は1953年(昭和28年)に第一回大会が、法政大学で開催されてから今年で53回を迎えました。この会は現場の教育活動を基準とし、理論と実践の両面から正しい数学を建設していくことを目的とした、伝統ある協議会です。
8月8日から10日までの3日間、将来日本を担う子供達に役立つ数学を真剣に、そしてユーモアも交えて討論されました。
今年の会場は、今年被爆60周年を迎えた広島市でした。鈴峯女子短期大学に於いて盛大に開催され、国内の数学教育に携わる約500名の先生方が集まり、多くの先生方の研究が発表されました。
大会会場の鈴峯女子短期大学です。
例年のように多数の協賛企業の参加があり、書籍以外に弊社がゾムツール輸入総代理店として、また、輸入科学玩具の取扱業者として出展し、これら科学玩具を数学の先生方に紹介しました。
数教協の先生方は、入門講座、公開授業、分科会、AMIサロンの合間に弊社ブースに来て戴き、科学構成玩具(特にゾムツール)の魅力に魅せられたようで、シャボン液を使ってのゾムツール「バブルキット」の実演を行ないました。シャボン液層に浸し取り出すと、中点に表面張力で相似形を再現でき、ゾムツールの完成品でそれらを解説する方法を説明して共感を戴きました。そして授業での活用方法を頭の中で描いておられました。
それを一つの例として、ゾムツールの幅広い応用性「(小さなお子様が、決められた取付け穴に決められた形の棒を入れる。このような知育玩具的要素を含む)から高次元幾何学等の研究者レベルまで」を深くご理解戴けました。
また、新商品の光るコマ(とても綺麗です)を紹介したところ、その単純で簡単な作動機構(独楽内部に、鉄球が中心から放射状に動ける道があり、遠心力でその鉄球が板スイッチに触れるとLEDに電流が流れて光る)に大きく肯かれ、理科の授業での要素が多分に含まれていることに関心を持たれていました。更に理化学研究所(理研)の考案として、結晶構造から生まれたレインボーキューブ(14面体)や、弊社オリジナル商品のワンダーワイヤー(もう既にお馴染みのアイテム)、ワンダーリング(チェーン一番上のリングが、下まで落ちる?)、ワンダーチェーン(細いチェーンに大きなリングが落下して、絡んで止まる)、ファースト・カレードスコープ(のぞき穴から見ると、覗いたものが多数個に分身、不思議を体感できて歓声が聞こえます)他多数が、先生方の授業に役立つ構成キット及び、科学的玩具であることを再確認しました。
弊社ブースの様子です。
来場されました先生方、本当に有難うございました。
次回大会は2006年8月3日から5日迄、岩手県花巻市の花巻温泉で花巻大会開催が決定されています。