形の科学会20周年記念 イメージミッション木鏡社賞授賞式が行われました。

2007616()、東京理科大学で開催された、第63回形の科学シンポジウム、都市・地域解析と形の科学の懇親会の席上で、ご参加の皆様に受賞者をご紹介し、受賞のご報告をいたしました


画像は、授賞式の模様と、佳作の田中さん、太田さん(研究当時は高校二年生)を指導された宮本先生。お二人は、宮本先生のお弁当のおかずの煮しめが多面体だったことにひらめいて、ゾムツールを使ったモデル製作をし、多面体を切り出す装置を考案しました。


計算を繰り返し、実験をして論文を書き上げるのに6ヶ月かかったそうですが、受験勉強では得られない、数学の楽しさを教えてもらったと、当日、話していました。
右は、次席を受賞された岸本直子さん。


宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部で宇宙基地などの設計などの仕事に携わっておられます。
ゾムツールを
3次元のフラクタル構成用モデルキットとして使用した論文を発表しました。


この作品画像は、最優秀賞を受賞された石井源久氏の製作した"4D Kepler's Obsession"(4Dのケプラーのこだわり)です。
小さいのが、弊社商品「ケプラーのこだわり」(Kepler's Obsession)で作成できる立体です。
 
石井氏は、大学の研究室でゾムツールを使っていた頃はグリーンラインがなかったため、苦労されたそうです。
9年前にグリーンラインが紹介されましたが、今回の応募では、グリーンラインを使いこなしたものを作りたいと思い、製作に臨まれたとか。
まさにそこが、審査委員会で評価された点でした。
素晴らしい作品をご覧ください。
作品では、中の構造が分かり易いように、約半分を完成させた状態で展示してくださいました。