正百二十胞体(Regular hecatonicosachoron)とは
「せいひゃくにじゅっほうたい」と読みます。
120個の正十二面体がつながっている「正多胞体(たほうたい)」です。
「正十二面体は真ん中の一つだけでは?」と思ってしまいますが
それもそのはず、「正百二十胞体」は四次元の世界の立体だからです。
三次元空間の物は平らな紙に描くと
二次元空間(平面)に表すことが出来るように、
四次元空間の立体「正百二十胞体」を
三次元空間の立体物として表したものがこのキットのモデルです。
三次元空間で「正五角形」がそれぞれの辺を共有しながら
12枚で「正十二面体」を作っているように
四次元空間では120個の「正十二面体」がそれぞれの面を共有しながら
「正百二十胞体」を作っています。
それぞれの面を共有する四次元立体を三次元空間で表すために、
真ん中の正十二面体以外は、ゆがんで表されています。