先週ナノ学会が開かれた札幌は、「リラ冷え」といわれる寒い気候でした。札幌では、ライラックの咲くのが、長かった冬がようやく終わり、初夏に向かうサインなのだそうですが、そのライラックの咲く頃、寒さが戻ることがあるのだそうです。本州から訪れた私は、コートが離せず、手袋もほしいと思ったほど寒かった日もありました。
会場の北大や街には、ライラックが美しく咲いていて、ほのかな甘い香りが漂っていました。ライラックは、アメリカの東部からサラ・クララ・スミス女史が北海道に持参したといわれているそうです。 薄紫の美しい花は、寒暖の差が大きな年ほど、鮮やかな紫色の花を咲かせるそうです。寒かった札幌も、今週から日中は20度を超える日が続くようです。