オオカバマダラという蝶

東京おもちゃショーで人気だった商品、ソーラーバタフライは、ソーラー電池によって蝶々が本物のように飛ぶおもちゃですが、その蝶には2種類あります。黄アゲハは、日本でもおなじみの蝶ですが、もうひとつのオオカバマダラは、あまりなじみがありません。どのような蝶々かと思っていたら、日本経済新聞に「旅する蝶」という記事がのっていたので、ご紹介します。

新宮晋さんという造形作家の方が書かれた「こころの玉手箱」というコラムです。新宮さんがメキシコを訪ねていたとき、メキシコシティから約2時間ほどの郊外に出かけた帰り、山の中の深い森で、オオカバマダラの大群に出会ったというのです。その大群は、木が紅葉しているのかと思うほどに木に群がり、木の枝は蝶の重みでしなり、やがては車のフロントガラスまで覆い尽くしてしまうほどだったそうです。新宮さんは、この蝶が、越冬のためにカナダや北米から3500キロも風に乗って旅をしてきたことを後になって知りました。

この蝶は、幻の蝶とも言われているようで、この大群に出会うことはめったにない幸運なのだそうですが、羽を広げて約10cmの蝶が、群れになってとはいえ3500キロも飛んで旅をすることができるなんて、本当に不思議です。新宮さんは、この出会いから、オオカバマダラについての絵本を描いていらっしゃるそうです。絵本が完成したら、読んでみたい。オオカバマダラの大群を見に、メキシコに行ってみたい気がします。

オレンジ色のソーラーバタフライ、オオカバマダラは、不思議な力を持つ神秘的な旅する蝶だったのです。いったい何日かけて3500キロもの距離を飛行するのでしょうか。もっと詳しく知りたく

なりました。

 

※こちらの商品は終了完売となりました。2012年4月16日追記

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