子どもから大人まで、サイエンスを楽しみ語り合う場として、今年で6回目となるサイエンスアゴラは、2日目の今日、大勢の参加者を迎えて無事閉幕しました。メインの会場となった日本科学未来館には、100以上の展示が行われ、サブ会場となった産業技術総合研究所と東京都立産業技術研究センターを含めて総数200近くの展示やイベントが行われました。
日本科学未来館全館が「科学屋台」になったような賑わい。どの展示やブースでも
工夫をこらして専門的な内容を視覚的に分かりやすく説明しています。実験や
実際に触って試すことのできる装置も多く、親子連れも次々と各展示の説明に
引き込まれていました。人気の展示体験コーナーは予約制になっており、午前中に
予約をしても午後の3時までいっぱいという人気ブースもあったようです。
2011年のサイエンスアゴラのテーマは、「新たな科学のタネをまこう 震災からの再生をめざして」。
震災に関連する展示も見られ、「震災とこれからのエネルギー教育について考える」、「東日本大震災後の海洋汚染の広がりとその影響」等のパネルディスカッションやシンポジウムも行われていました。
下は、山下晃さんの作った分子模型で遊ぶこども達。ガチャガチャのケースを工夫して、分子の結合する様子が分かり安く作られています。