数学とアートを結ぶ国際会議、ブリッジズ2013がオランダのエンスヘーデで行われています。
今年も200名にのぼる参加者が世界中からこの町を訪れ、
サクソン大学と市内のコミュニティセンターを会場として
5日間にわたり数々の発表と作品展示が行われます。
ゾムツールも会議の正式なプログラムとして、大型のペンタディスクというファビエン・ビエン氏設計のモデルを
会場になったサクソン大学のピロティ中空に吊るして常設展示とするというプロジェクトに取り組んでいます。オランダ在住のポール・ヴァン・デ・ヴィン氏が10万4千個のパーツを使ってこつこつと
パーツ作りを始めたのが6月3日、ブリッジズの会議が始まる前からポールヒルデブラント氏や
ポール・ヴァン・デ・ビン氏の学生たちが会場で組み立てを始めていました。
完成間近のペンタディスクは、総重量が120キロにも及ぶ大型モデルです。
美しい星型のパターンと五角形で構成する作品に、ブリッジズの参加者が入れ替わり
立ち代り参加して手を加えていきます。
オランダのエンスヘーデは、数学的な彫刻を作る作家、ライナス・ローロフ氏の住む町でも
あります。昨日の午後は、ローロフ氏のスタジオを訪れ、数々の作品を見学して
感激しました。近くの、トウィンティーン大学の美しいキャンパスには、創立50周年を記念して
作られたローロフ氏の3Dプリンターで作った作品(2メートル以上ある!)も設置されて
いす。