ブリッジズという数学とアートを結ぶ国際会議が、ソウルの科学館で開催されており、
今日は、3日目ファミリーディ。入口ロビーで、韓国の中学生が作る120胞体もだいぶ
出来上がってきた。このブリッジズとリンクして、科学館の広いロビーでは、
連日数学に関する様々なワークショップが開催されているが、特にこの土、日は入場料も
無料になり、ブリッジズのファミリーディで行われるワークショップにも参加できるとあって、
大勢の子どもたちが学校の先生の引率や家族連れで科学館を訪れ大盛況となった。
この教室では、ゾムツールのワークショップが行われている。韓国の小学生たちの他、台湾からも
17名の小・中学生が参加している。上の画像は、集まった子どもたちにゾムツールの使い方を
説明するポール・ヒルデブラント氏と、神妙に耳を傾ける参加者たち。数時間後には、いろいろな作品で、教室はいっぱいになった。
日本から参加した日詰明男さんのワークショップで熱心に話を聞く親子連れ。
夕方からは、今年3月にオープンしたばかりの、東大門デザインプラザ(DDP)を見学。
元東大門運動場があったという62,000㎡にものぼる広大な跡地に建てられたこの
近未来的な、展示やホールなどの複合施設は、螺旋型の曲線で覆われており、建物の中の
通路もゆるやかな勾配がある。どこか自然の流れを思わせ、イラク生まれの建築家ザハ・
ハディット氏が彼女の建築の原点は、シュメール文明の遺跡を訪れた時感じた自然との
融合の美しさをだったと述べていることを思い起こさせる。巨大な建物なのに、歩いても
疲れないのはそのせいかもしれない。
DDPとは、Dream, Design, Playの略だそうで、建物の中には、デザインマーケットや子どものためのショップ、遊び場もふんだんにある。このフロアは、土曜日とあって、大勢の乳母車を押した家族連れで賑わっていた。遊び場は有料だが、中には家族が子ども達を見守りながらくつろげる
飲み物のスタンドがあったり、乳母車を一列に整理して置く場所があったり、カフェの壁際には
絵本やベビーのギフトアイテムが陳列してあったりと、子育て中のお母さんたちがほっとできるような配慮もされていると感じた。