日常生活のいたるところに潜んでいる「形」。
単純な三角形から複雑な多角形まで、ありとあらゆる正多角形に焦点を置き、それを紐解き、「形」の奥深い世界へと導いてくれるのが『多角形百科』(丸善出版)です。(本体5,800円+税)
編者は、パズル懇話会の前会長であり、お茶の水女子大学名誉教授、細矢治夫先生と形の科学会の会員で、京都大学名誉教授の宮崎興二先生です。
多角形にまつわるトピックが、コインからゲーム、数学はもちろん、色々な分野における執筆者が多角形をテーマ専に書き上げた興味深い話が満載、百科事典なのに、思わず読みふけってしまう面白さです。細谷先生の新しいタングラム「七金三パズル(ななきんさんパズル)」や、ボードゲームのアバロンも言及されており、パズルやボードゲーム大好きな方々にもきっと面白いはず!変わった形のボードゲームや、攻略法まで形に基づいて解き明かされているのです!
一家に一冊、多角形の世界を堪能できること間違いなし!お薦めです!