2~3年前にゾムツールで作った10面体のペンローズタイル模様を作って、入り口の
階段上に飾ってみた。レインボーカラーというのが、何となく元気が出る。
今年の3月に、今まで数学界ではありえないと考えられていた一つの形で平面を非周期的に充填する形が発表された。従来は、ペンローズタイルの2つの形が最小の単位と考えられていたのだ。
デビッド・スミス氏や、ウォータールー大学のクレイグ・カプラン博士等の発見で、
「ハット・タイル」と名付けられたその形の発見は、その後さらに裏返しの形を使わない、モノタイルの発見となって発表された。今週、オックスフォード大学では、
ペンローズ卿や発見者のクレイグ・カプラン氏も交えた会議が開かれている模様で、その後の目が離せない。
10面体のペンローズ・タイル充填の形では、痩せた(細い方の)菱形で10芒星を作るところから始まる。
そこから、形に誘われて菱形を作っていくと、自然にきれいなペンローズパタンになり、際限なく広げていくことができる。形がきれいに収まるところが気持ちが良い。
2020年には、西脇市岡之山美術館で開かれた「宮崎興二4次元ミュージアム」展では、
吹き抜けの展示空間に、この10面体のペンローズ・タイルがグリッド格子のように配置して展示され、向こうの空間が透けて見えて、美術館のタイル張りの壁面と相まって不思議な空間を作っていた。
左側にマスク姿で写っているのが、宮崎興二先生。2020年、コロナが流行し始めて
ピリピリしている時の展示会で、何度か会期が変更になったりしたが、ゾムクラブのメンバーと一緒に西脇までおじゃました。全員マスク姿。新幹線に乗るのも、ヒヤヒヤだった時期。もう、3年にもなる!
上の画像は、スタッフの冨田君が作ったゾムツールの立体的なペンローズ風模様。何種類かのひし形を使って、面を立体的に埋めて、表面がうねっている。始まりは、細い菱形を12面にした形で、レインボーロゼッタと同様、平面ではなく、上下に高低差がある配列。
「ロゼッタ」というゾムツールの作品は、折紙作家として有名な、クリス・パルマー氏のデザインによるもので、立体的な面に
菱形が充填されて出来上がっている。
下の折り紙作品は、クリス・パルマー氏に
よる美しい立体作品。
上の画像は、クリス・パルマー氏作のゾムツール「レインボー・ロゼッタ」
レインボーカラーのB1特殊ストラットとカラーノードが入っている。
205ピース 15400円 対象年齢6歳以上