芸術と遊び創造協会・東京おもちゃ美術館主催のグッドトイ・フォーラム2024が、10月27日(日)東京おもちゃ美術館の講堂で開催されました.
イメージミッション木鏡社が輸入しているオーサム(OSM)も今年のグッドトイに選定され、多田千尋館長から選定証をいただきました.
グッドトイ賞は、全国のおもちゃコンサルタントさんの投票と、グッドトイ選考委員会によって選出されます.グッドトイフォーラムでは、授賞式のほか、
おもちゃコンサルタント7名によるグッドトイ・あそび選手権が行われ、
3分間のプレゼンテーションでグッドトイをいかに楽しく遊べるかが披露されました.その場で参加者約200名による投票も行われ、優勝者には全国の玩具美術館から一箇所への旅がプレゼントされました.
この7名によるプレゼンテーションが圧巻で、参加した受賞メーカーも舌を巻く程の遊び込みとアピール力、どのプレゼンテーターもわかりやすく実例を増し得て作り込んだ映像を見せながらの明快な語り口で、見事に各おもちゃの魅力を紹介してくれました.ここまで遊んでもらえたなら、どのおもちゃのデザイナーも本当に嬉しいと思います.
画像は、グラビトラックスを紹介した須田遥さんと、プラントイのウォーターブロックを紹介した田中かおりさんです.どのプレゼンテーションも素晴らしク、聞き惚れてしまいましたが、サイドスロースピナーを紹介した大隅菜歩子が最優秀賞に選ばれました.皆さんのプレゼン力、本当に素晴らしかったです.
プラントイは、ウォーターブロックとふわふわクラゲがグッドトイ賞を受賞し、ウォーターブロックは、芸術と遊び賞とユニバーサル賞を受賞しました.
デザイナーやメーカーの努力がこのような形で評価されて本当に嬉しいです.
芸術と遊び創造協会は、前身の芸術教育研究所を多田信作先生が設立され、
その理念は、「美しいものをこよなく愛し、美しいものをじぶんの手でつくりあげる、その喜びが分かる子どもたち・・・」ということばにあるように、
身の回りにある美しいものを見分け、自分でも作れるような子どもに育ってほしい、というものでした.その思いが「芸術と遊び」という言葉に込められ、
その体験の手助けをしてくれるのが、「おもちゃ」であると考えていらっしゃったのだと思います.
これが、今回受賞したオーサム(黄)です.
OSM(オーサム)は、Object for Spacial Manupilationの略で、空間を操作するオブジェ、という意味です.英語で「オーサム!」というと、すごーい!という意味なので、その意味も兼ねているかもしれません.
デザインしたのは、アメリカのキネティック・アートのデザイナー、ベン・ホプソン氏、サヴァンナ芸術工科大学の教授です.
手の中でエンドレスに形を変えるオーサムは、子どもたちにとっては空間認識に役立ち、フィジェット玩具としても、手指の訓練にも使える玩具です.
指の力が衰えがちな高齢の方にも運動になります.手の指には無数の細い血管が集まっているので、指を動かすことは全身の血流も良くし、神経も活性化されます.
動画はこちらをご覧ください.ユーチューブ
グッドトイ賞を受賞したことで、OSMがより多くの方の目にとまり、
お役に立てれば嬉しいです!グッドトイ賞、ありがとうございました!
オーサム 黒、白、青、赤、黄、白黒 各色1,980円
対象年齢 3歳以上