15回目という京都大学総合博物館の夏休み学習教室は、今年も8月5日から9日の間、15のプログラムを用意して開催されました。7日(金)には、立木秀樹先生のご指導のもと、「3次元、4次元で遊ぼう」というワークショップがエントランスホールで行われ、小、中学生合わせて約20名の参加者が、京都大学大学院生のアシスタントの方々と一緒に、ゾムツールを使った「切頂120胞体」にチャレンジしました。今回のプログラムの最後には、作った120胞体の中に入って、4次元を体験するという目的がありました。
フロアには、紙が敷かれ、土台の部分が組み立ててあります。更に、これから作るドーム状の部分のレプリカも出来上がっていました。さて、結果は、どうだったでしょうか?
始めは、立木先生から作る立体についてや、ゾムツールの扱いについてのお話があり、5つのテーブルに分かれてパーツ作りをしました。その後、既に土台が作ってあった120胞体の組み立てに挑戦。一人ずつ、各パーツを正しく接続していきます。院生がアドバイスしながら、皆一生懸命組み立て、2時間後には完成。念願の、120胞体の中に入ってみる、というチャレンジもできました。立体の中から眺めた世界はどんなだったでしょうか?高さ約2メートルもある巨大120胞体。
ひとりでは作ることのできない、みんなの力を合わせて出来上がった作品でした。
ご指導いただいた、立木先生、院生の方々、ありがとうございました。