厳寒のドイツ、ニュルンベルグで、今年も玩具見本市が開催されました。
雪の残っているニュルンベルグは、マイナス10度、日本の冬が暖かく思えるほどの寒さです。
今年の特別テーマは、「ティーンにも市場がある!」ということで
入り口には、ティーンエィジャー向けの商品が展示され、玩具も乳幼児だけのものではなく
市場の拡大をして2013年につなげようという
世界的な不況を乗り越えるための策が提示されるテーマとなりました。
マスコットは、この背高のっぽのお人形、ティーナちゃん。
ティーンのTeenaだそうです。 会場を歩いて、愛嬌をふりまいていました。
プラントイ2012
注目のプラントイブースはホール3.アプローチから、今年は何やら変わった雰囲気です。
昨年昔のカタログページを再利用して作ったペーパーバッグが評判となりましたが
今年はブース丸ごと再利用のカタログという超絶エコロジー。
ブースの壁にはのぞき穴があって、そこからのぞくと新商品のパケッジが見えるという工夫がされています。
世界のアンドーのアプローチにも似て、ミニマムな世界の中には
楽しいプラントイの世界が広がっていました。
プラントイでは、今年新しい素材、プランウッドを発表しました。
木材を加工している途中でできるおがくずや、ゴムの木の根っこのきれいな部分を粉砕して
高圧力で高密度に加工したものです。
オーガニックな植物由来の染料を使用し、16色から選ぶことができます。
形も、従来の木製よりはるかに自在性が増し、様々なデザインが可能になりました。
この新しい素材で作った製品は、サステイナブル・プレイ(Sustainable・Play)と呼ばれ、
経済的、環境的、社会的、全ての面で持続可能な玩具として高く評価され
ニュルンベルグ見本市で毎日刊行する「Play It!」という新聞にも一日目、二日目と2回に渡って記事にされました。
少しでも多くの子ども達に遊んでほしいそして限りある資源を有効に使って良い地球環境を子ども達に残したいというプラントイの願いが今年プランウッドという形になりました。
新製品の日本での発売は、4月下旬を予定しています。
新素材プランウッドのアリゲーターやスネイルもどうぞお楽しみに!
プラントイブースには、新製品を見に大勢のお客様が来場されました。
3日には、ペア・クラーセンさんが友人のデザイナーと一緒に来展。
新素材についてビトール社長と話合っていました。
ネフ社の社長も、4日には新素材の開発おめでとう、とブースを訪れました。