数学とアートに関する講演といっても堅苦しいものばかりではない。
ノルウェイ数学教育センターのマイク・ネイラー氏は、
ジャグリングと数学というテーマで自らジャグリングを披露しながら発表。
ジャグリングのパターンを分析するために数学が有用であること、
アートにおいて数学の果たす役割は大きいという話に聴衆は聞き入っていた。
数多くのワークショップが行われた中で、てまりのワークショップに参加した。
キャロリン・ヤッケルさんは、大学で数学を教えているが、代数等の授業に学生が飽きると、授業でてまりを取り上げるという。
てまりというと日本のお家芸のように思っていたが、アメリカにもてまり学会があり、専門で研究している人も多いという。
アメリカでてまりのワークショップを受けるのは、何か不思議な感じがしたが、
ヨッケルさんが用意した材料を使って、参加者は皆大変意欲的に取り組んだ。
後ろの画像に映っているてまりは、彼女の学生が作ったてまりで
著作 Crafting by Conceptsの表紙にも用いられている。
ゾムツールのワークショップにも大勢の子ども達が参加し、
幾何学のかたちを遊んだ。(写真は、ヘレン・ユー氏による)
この画像は、完成したビッグ・ゾム、「スティーブのハイパー・ハイパー」
これが実際のゾムツールで作った作品のモデル。